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おいしい信州ふーど(風土)探検隊日記

やわらかさと粘りが持ち味 坂井芋

おいしい信州ふーど(風土)探検隊のヨネGです。
10月31日は、坂井芋を求めて、JA北信州みゆき東部支所の小林さんのご案内で、飯山市木島坂井地区の里芋研究会の市川忠夫さんの畑に行ってきました。
坂井芋は信州の伝統野菜で、「おいしい信州ふーど(風土)」“ヘリテイジ”の品目です。
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栽培が始まったのは江戸時代と言われています。千曲川の水害に悩まされた木島坂井地区では、水に強い作物として里芋が作られたようです。そして、生産地「坂井」の地名にちなんで坂井芋の名前がつきました。それが今では木島全体で栽培されています。「坂井芋は寒さが苦手なんで早めに採るんだよ」と市川さん。里芋類は南方系の野菜ですので、比較的寒さに弱く、霜が降りる頃までには収穫を終えるようです。
「ここの芋は形が反り返っているものが多く『エビ芋』とも呼ばれるんですよ」と市川さんは掘った坂井芋の土を落として見せてくれました。地中深めに作られる影響で、芋が反り返っているものが多く、この形が良い出来のもののようです。

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さて、お味は?坂井芋は里芋ですので、一般的な里芋を使った料理と同じように、煮ころがし、味噌汁の具、塩ゆでなどで美味しく食べられます。ただ、普通の里芋に比べ、やわらかく粘りが強いようで、「ここ木島地区だけの特別の味だよ」と市川さんはおっしゃっていました。

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市川さんは2本ほど坂井芋を手で掘った後に、トラクターに向かいました。「歳とともに体力的にきつくなってね。機械の導入のお陰で、一日がかりだった仕事が、ほんの2、3分で済みますよ」と、手馴れた操作でトラクターを運転し、一畝をあっという間に掘り終えてしまいました。

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多湿地帯で栽培される坂井芋は、掘り起こした時に芋の周りに土がまとわりついてくるので、泥落としなどとても大変です。収穫後も手がかかるのです。
市川さんから、前もって採って洗ってあった、大きな一株の坂井芋を見せていただきました。とても複雑に重なりあい連なっています。

*親芋(おやいも)→なかばさ→子芋→孫芋→ひ孫芋
と連なっていますが、孫芋が味、形と もに最高なのだそうです。
親芋は種芋の上に成長し大きな葉をつける真ん中の大きな芋です。ほとんど食べないようです。なかばさは親芋と子芋の中間的な場所に生えることがあるとのこと。親芋の側芽という部分から子芋、子芋の側芽から孫芋というように、それぞれに増えたりそこで止まったり、個体差があるようです。
なかばさ、とは中間の(お)ばあさんの意味だそうで、この地域の独特の言い方のようです。

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(土を落としたひとかたまりの坂井芋)

83才でも現役ばりばり、トラクターを自在に運転する市川さん、お忙しい中お時間作っていただきありがとうございました。

【取材協力】
名称:JA北信州みゆき 東部支所 営農課(里芋研究会事務局)
住所:長野県下高井郡木島平村上木島 65
TEL:0269-81-3100


探検隊からのおすすめレシピ 【 坂井芋 】
坂井芋の煮物

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