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おいしい信州ふーど(風土)探検隊日記

南信州の柚餅子 薄く切るほど美味しいです

おいしい信州ふーど(風土)探検隊のヨネGです。
12月13日は、柚餅子(ゆべし)作りの取材で、長野県最南端の下伊那郡天龍村坂部地区へ行ってきました。
南信州の柚餅子は県選択無形民俗文化財で、「おいしい信州ふーど(風土)」“ヘリテイジ”の品目です。
当日は、この冬一番の寒さになり、いくつかの峠越えでは小雪もちらほら。坂部地区は山あいの隠れ里。「あの東側に見えるのは静岡県、隣の山は愛知県だよ」と、天龍村柚餅子生産者組合(以下、組合)代表の関京子さん。この地域は長野県の中でも比較的温暖で、古くから柚子が作られており、保存食として柚餅子作りが伝えられてきました。戦に出向く武士の携帯食として食べられていたようですね。

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ところで、この柚餅子とはいったい何なのでしょうか。おやつ、和菓子、おかず?手間がかかる分、少々高価なおつまみにもなりますが、珍味であることは間違いないようですね。

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長い歴史をもつ坂部地区の柚餅子作りも、昭和50年には地域の活性化を願う若い女性たちを中心に組合を発足しました。順調に継続していた組合も、次第に高齢化が進み生産人口が減少する中、関さんのご主人の福盛さんや親戚の方のお力を借りながら作業を続けています。
「今は主人がいてくれないと、柚餅子作りを続けていけないんですよ」と関さん。ご夫婦の2人3脚の歩みが、継続をささえているようですね。そして今春、若手男性も参加されてにわかに活気づいているようです。

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今年の柚餅子の仕込みは11月27日からスタート。
まず、柚子の中身をくり抜き、皮の器とします。これに「味噌、小麦粉、砂糖、くるみ、ゴマ」などを混ぜ合わせた練り味噌を具にして詰め込みます。半分ほど具を詰めたあたりに、くるみをはさみ込んでおくと、出来あがった柚餅子の切り口に模様が入って、いっそう美味しそうに見えるそうです。

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いっぱいに詰まった練り味噌の上に、切っておいた柚子のヘタ側で蓋をすると作業完了。その後2時間ほど蒸してから2~3ヶ月間の乾燥作業になりますが、本体がほぼ固まった状態の柚餅子からヘタを取ってから製品になります。

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(乾燥作業)

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(ヘタ取り)

作業場に保存してあった柚餅子を、その場で薄切りにして2切れ程いただきました。「薄く切った方が風味が広がって美味しいんだよ」と関さん。包みを開けた瞬間、柚子の香りが周りに広がり、口に入れるともっちりとした歯ごたえがあります。そうですね、和風の味噌チーズといったところでしょうか。未知の珍味ですが、お酒のおともにもピッタリだと思いますよ。

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関さんは「たとえ利益が上がらなくても、柚餅子作りを通して、たくさんの人たちと出会い、都市との交流活動などからも、色々な繋がりができたことは私の宝です」と、おだやかな笑顔でおっしゃっていました。
ご夫婦とも末永くお元気でお過ごしください。ありがとうございました。

【取材協力】
名称:天龍村柚餅子生産者組合
住所:長野県下伊那郡天龍村神原 2102
TEL:0260-32-3470
http://www13.plala.or.jp/yubeshi/index.html

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