日本の屋根北アルプスから吹きおろす凍りついた風が肌身をとおすころには、「かんざらし粉」といわれる粉がどこの家でも作られたものでした。
「かんざらし粉」というのは、米を一晩水につけ、凍らせたものを日陰に干し、乾燥させて粉にひいたものです。
昔はその粉をお湯でとき、幼児の離乳食として用いられていたといいます。消化が良く、栄養もあるということで今では乳児のためというよりも、病人食として多く使われているようです。また、この粉でつくるだんごをはじめとするさまざまな食べものは、子供のおやつに大変喜ばれています。
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