来歴は不明ですが、昭和10年代には上田市の当時の山口村や房山村で盛んに栽培され、80人以上からなる採種組合が立ち上げられていました。「夏まわし」と呼ばれる、糠を少なく塩を多くして漬けた、たくあん漬けに利用されていましたが、今日では減塩の漬け物に変わっています。おろしとしても利用します。根形は下膨れした電球型。肉質は緻密ですが、「ねずみ大根」や「親田辛味大根」と比べると水分が多く含まれます。辛味は非常に強いのですがが甘みももっています。