来歴は不明ですが、古くより松本市奈川の保平、川浦、寄合渡集落で栽培されてきました。以前はそば団子や囲炉裏で焼いておやつとして食べたこともありましたが、今日ではもっぱら甘酢漬けにしています。草姿は立性で葉は少数です。葉はびわ形でやや光沢があり、比較的硬い葉質をしています。根形は円錐形で‘赤根大根’と同様に紅色を呈します。肉質は柔らかく甘みに富み、食味は極めて優れています。