天保年間(1830~44)に天領であった飯山市常盤地区に役人の手により江戸滝野川の「赤茎牛蒡」の種子が導入され、栽培が始まりました。きんぴら、丸煮、しぐれ煮や炊き込みご飯などに利用されています。常盤では豪快なごぼうの太煮があります。丸のままのごぼうを4センチくらいに切り、アクぬきしてゆで、砂糖、塩、醤油で味付けし、すりごまをからませたもので、御講仏さんの日などによくつくって食べました。大葉で直根の揃いが良く丈夫なため、やや重い土壌でも形状の良いものが生産されます。