おいしい部局長会議
〇「スノーキャロットジュース」
県北部の各地では、雪を利用し、りんごやキャベツ、日本酒などを雪中貯蔵する取り組みが行われておりますが、この「スノーキャロット」は昭和の時代から取り組まれている利雪の先駆けの品目です。飯山市鍋倉高原は、多い時は6mの積雪に覆われます。ニンジンの栽培は、夏に種を播き秋に収穫しますが、一部を越冬させ、雪が溶けた春に収穫し「スノーキャロット」として販売しております。
「スノーキャロット」は、生で食べるのがおすすめで、そのおいしさはまるで果物を食べているかのような瑞々しさと甘みが特徴ですが、一般のニンジンに比べて鮮度の低下が早く、おいしく食べられる時期は5月のゴールデンウィークの前後の2週間程度とほんの一瞬です。そこで、通年「スノーキャロット」のおいしさをお楽しみいただけるようジュースに加工しました。道の駅千曲川などで販売しております。雪国ならではのおいしさをお召し上がりください。
〇信州ワインブレッド
長野市の柄木田製粉さんが昨年7月に県内各地のパン製造業者やホテル、レストラン、ワイナリー、生産者に働きかけ、県産小麦の生産振興や需要の拡大、NAGANO WINEの振興を目指し、「信州ワインブレッド研究会」を立ち上げました。現在、41の事業者と団体等が加入され、長野県もオブザーバーとして参加しております。
信州ワインブレッドとは、長野県農業試験場が育成した品種である「ハナマンテン」や「ゆめかおり」など県産小麦100%の生地と長野県産ブドウを使用したNAGANO WINEで作ったパンで、ドライフルーツを練り込むなど各社が工夫を凝らして製造しています。