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「おいしい信州ふーど」フェア レポート

ぶどう専門農家のこだわりを、スイーツにも

須坂市で大正時代から続く農家、「岡木農園」。家族経営で、ぶどう栽培のみを行っている農園は2ヘクタール。ハウスと露地栽培を組み合わせて、シャインマスカットやナガノパープル、巨峰などを育てています。三代目・岡木由行さんと、息子で販売企画を担う宏之さんは「ここ数年、スイーツ用にぶどうを卸すところも増えてきています」と話します。そのまま食べるものは、甘みと酸味のバランスが良く、玉が大きいものが好まれますが、スイーツに加工する場合は、甘みを抑えて酸味を重視。ちょうどいいタイミングを見極めて収穫をしているといいます。

同園がぶどうの栽培を始めたのは1970年代後半。宏之さんが子どもの頃は、ぶどう以外にりんごなども作っていたそうです。徐々にぶどうの割合を増やして、20年ほど前にぶどう専門にしました。その品質はお墨付きで、1998(平成10)年に行われた長野オリンピックでは、世界各国の要人を招いて、「真冬のぶどう狩り」を開いたほど。「そんなぶどうなのに、スーパーに並ぶとどれも同じになってしまう。うちで作ったぶどうだって、分かるようにしたかったんです」と宏之さん。少しずつ、ブランディングにも力を入れていきました。「どういう人が、どういうふうに育てたぶどうなのかを伝えることが大事。そうすれば、『大切な人にこれを食べてもらいたい』と思ってもらえるようになると考えました」。今秋は無印良品銀座店で「岡木農園」としてシャインマスカットを販売。実際に売り場でぶどうについて説明も行いました。

地元でぶどうを使ってもらうことについては、「例えば長野市内になら、1時間以内で届けることができる。市場に出回るものよりもずっと新鮮な状態でお渡しできるのは、やはり強みだと思います」と話します。「スイーツ用はスイーツ用として、ちゃんとおいしいものを提供したい」とも。地元だからこそ築ける、生産者とその素材を使った作り手の関係はこれからも深まっていくのでしょう。


岡木農園
住所:須坂市新田町2606-2
URL:http://www.okakifarm.jp/

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