トップページ > 「おいしい信州ふーど」フェア > レポート > 「環境をつくること」が農家の役目。自然の中で育てるハーブ

「おいしい信州ふーど」フェア レポート

「環境をつくること」が農家の役目。自然の中で育てるハーブ

箕輪町にある自然栽培のハーブ農園「ナチュラルセンス」では、長谷川寛さんと晴子さん夫婦が、ハーブと野菜づくりに勤しんでいます。農薬や化学肥料を一切使わず、緑肥(栽培した植物を腐らせずに土に入れて耕し、肥料にすること)や、害虫の天敵となるテントウムシやカマキリ、カエルなどを共生させることで、安心・安全な作物を育てる自然栽培。寛さんは「ハーブは外国の雑草。日本の雑草と一緒に育てるほうが強く良いものになると思ってたどり着いたのが自然栽培です」と話します。「私たちの仕事は環境をつくること。あとはハーブたちが自然に育ちます」とも。

寛さんは神奈川県の出身。獣医を目指して北海道の大学へ進学し、そこで酪農を学びました。就職も決まったある日、たまたま雑誌で目に留まったのがハーブ。導かれるように、掲載されていた農場に電話をかけ、そこから寛さんの“ハーブの道”が始まりました。新卒でハーブ園に入社し、その後はニュージーランドで暮らしに溶け込んでいるハーブを体感したり、帰国してからは静岡でハーブ園の立ち上げに携わったり。「ハーブから離れようと思った時期もありましたが、結局戻ってきた。ハーブは、お茶や食事、染織やアロマと幅広く使うことができるから、ずっと学び続けることができる。そこが魅力なのかもしれません」。長野市の会社に勤めていたときに、「箕輪町のハウスが空くので使わないか」と連絡があり、移住して就農したのは1998(平成10)年のことでした。

ハーブの楽しみ方を提案するため、地域のイベントにも積極的に参加しています。「信州伊那谷ガレット協議会」代表を務める、イタリア料理店「kurabe CONTINENTAL DELICATESSEN」オーナーシェフ・渡邊竜朗さんと出会ったのは、伊那谷産の食材を使った料理を楽しむ「伊那谷グランシェフの会」。その後、店に野菜を届けるようになったといいます。「今後、ガレットをはじめ、いろいろことに一緒に挑戦していければいいですね」と寛さん。イベントをきっかけに、地域の人たちのつながりが生まれ、その関係はどんどん濃いものになっているようです。


ナチュラルセンス
TEL:0265-70-9392
住所:上伊那郡箕輪町中箕輪中原
URL:https://nsense.shopinfo.jp/

フェアレポート 一覧