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「おいしい信州ふーど」フェア レポート

飯山・木島地区坂井に“適地適作”の坂井芋。農福連携で生産振興中!

2016年9月、市の農福連携推進事業として設立された「株式会社フジすまいるファーム飯山」は、坂井芋の伝承地栽培認定を受けた木島里芋研究会のメンバーで、その中でも最も大規模な栽培を行う生産者です。
農福連携事業とは、農業の担い手不足と障がい者の就労機会改善の対策として、農業と福祉が連携することで障がい者の就労の促進と自立を支援し、よりよい地域づくりを目指す取組です。
今年9月には、飯山市木島地区坂井の千曲川河川敷にある圃場にほど近い、東栄工業団地内に作業所が完成。昨年まで収穫した坂井芋は、作業所にしていた閉校した小学校まで30分以上かけて運んでいましたが、移送時間が大幅に短縮して効率が上がりました。
作業所は、泥を落とし根を切り、乾燥させる「パイプハウス」と乾燥後に出荷調整する「作業小屋」で構成されています。

現在は、坂井芋を育てている農家からの依頼を受け、収穫・出荷する準備をしています。その後、自分たちの畑に取り掛かる予定だそうです。

今年10月、東日本に大きな被害をもたらした台風19号。坂井芋を栽培している河川敷も、完全に水に浸かりました。”農場長”の高藤勉さんが、川の水が引いた後に心配で様子を見にいったときは、茎が全て倒れていたそうです。「でも、今は起きているんです。自力でちゃんと戻ってきて、すごいなと思いました」

古くから千曲川の氾濫に悩まされてきた坂井地区。坂井芋は江戸時代に伊勢代参した折、水に浸かっても枯れることのない作物として導入されたことが始まりと言われています。
強い粘りと、柔らかいだけではなくきめ細かい肉質。独特の味わいは、千曲川の豊かな流れによって運ばれた肥沃な砂目交じりの土壌が育んでいるのでしょう。
「不思議なことに、うちの種芋を他の地域で自家用に作ってみても、味が違うって言うんです。この地域の、この土壌が坂井芋の味をつくっているんですよね」と高藤さん。過酷な環境の中、再び太陽に向かって立ち上がった坂井芋の味は、格別です。


株式会社フジすまいるファーム飯山
TEL:0269-69-2055
住所:飯山市照岡485-イ
URL:https://www.fuji-smilefarm-iiyama.jp/

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