
近年、人気が高まってきているりんごのお酒「シードル」。南信州では、この地で栽培したりんごを100%使って、自然の甘みと酸味、そして旨味をそのまま活かしたシードルが楽しめます。各農家が愛情を注いで育てたりんごは、伊那谷の個性あふれる醸造所でシードルに生まれ変わります。さまざまな品種を組み合わせたもの、隠し味にほかのフルーツを混ぜたものなど、個性豊かな味わいがラインナップ。アルプスを眺めながら飲み比べたり、ガレットとのマリアージュを堪能したり、楽しみ方は無限大です。さぁ、“シードル文化の発信地”南信州で乾杯しましょう!
3代に渡り果樹農園を営む「カネシゲ農園」。南アルプスを望む下條村親田地区に広がる畑に伺うと、まさにリンゴの収穫の真っ最中でした。農園内にある加工施設で果実酒を醸造する「道」の社長・櫻井隼人さんは、カネシゲ農園の3代目・古田康尋さんとは高校の同級生。「もともとは農園に入ったんですが、加工に興味があって。2代目が残した加工施設があったので、そこの稼働率を上げようと、新たに会社を立ち上げました」と話します。
飯田市内の中央にある「りんご並木」は、13種類26本のりんごの木が植えられています。街のシンボルとなっている大通りに「natural kitchen TESSHIN(ナチュラルキッチン テッシン)」がオープンしたのは2009年。同じ通りに飲食店6店舗を展開する「フィラーレ」(飯田市鼎中平)が運営しています。ランチタイムは自家製の生パスタをメインにした「パスタランチ」や「特製カレーランチ」などのセットメニュー、夜はコースが楽しめます。店長でシェフの宇佐美健一さんは「パーティーや宴会など、団体で利用してもらうことも多いです」と話します。
※お取り扱いのあるシードル、定休日や営業時間等の詳細については各店舗へお問い合わせください。