凍みだいこんは主に田植え煮ものとして食べられてきましたが、若い世代にはあまり喜ばれません。次の世代にも凍みだいこんを受け継いでほしいと願い、煮汁のうまみをたっぷり吸い込む凍みだいこんの特徴を生かし、相性の良い油揚げを使った調理方法を考えました。
飯山地方では、自家産のだいこんで1~2月の飯山の厳しい寒じを利用して凍みだいこんを作り、保存食として利用してきました。軒先に吊るされた凍みだいこんは冬の飯山の風物詩でもありましたが、最近では少なくなってきています。
シコシコとした歯ざわりと煮汁の旨みをたっぷり含んだ凍みだいこんの味は、忘れられないふるさとの味であり、先人の知恵に頭の下がる思いがします。
化学調味料は使用せず、こんぶやかつお節でとっただしの旨みを活かしました。地元の野菜やきのこ、手作りの乾物を使いました。
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