長寿日本一の恵み。バラエティ豊かな、信州の農畜産物と食文化「おいしい信州ふーど」
油荏(あぶらえ)は、諏訪地方に古くから栽培されていたシソ科の植物で、その証拠に、「あぶらえ」の実が縄文時代の遺跡から発見されています。寒さに強く病気や害虫にも強いので作りやすく、実を搾るとごま油に似た香りがすることから「えごま」という名前で広く呼ばれています。江戸時代までは、食用だけでなく、灯油(「あんどん」の明かり油)や油紙など色々に利用されていたようです。栄養豊富な「あぶらえ」は、すりつぶしておはぎや和え物にしたり、搾って「えごま油」などに利用されています。
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