信州ふーどレシピ

のた餅(油荏(あぶらえ))

油荏(あぶらえ)は、諏訪地方に古くから栽培されていたシソ科の植物で、その証拠に、「あぶらえ」の実が縄文時代の遺跡から発見されています。寒さに強く病気や害虫にも強いので作りやすく、実を搾るとごま油に似た香りがすることから「えごま」という名前で広く呼ばれています。江戸時代までは、食用だけでなく、灯油(「あんどん」の明かり油)や油紙など色々に利用されていたようです。栄養豊富な「あぶらえ」は、すりつぶしておはぎや和え物にしたり、搾って「えごま油」などに利用されています。

のた餅(油荏(あぶらえ))

材料と分量5人分

  • 【餅】
  •  もち米  3カップ
  •  うるち米  1/3カップ
  •  水  3カップ強
  • 【のた】
  •  油荏(あぶらえ)  1カップ
  •  砂糖  50g
  •  塩   少々
  •  水  適宜

作り方・調理方法

  1. もち米とうるち米を混ぜて炊き、半つき位につぶす。
  2. 油荏(あぶらえ)をフライパンで煎る。(油荏が3粒位はねる程度でよい。)
  3. (2)をすり鉢ですり、砂糖と塩を加えて混ぜ、味を調える。そこに水を加えてゆるめ、「のた」を作る。
  4. (1)を器に盛り、(3)をかける。

レシピデータ